2023.12/13現在出品者:渡辺柾子、百瀬邦孝、金田勉、かとう千香子、足立憲子、米村直三、武田昭一、オザキユタカ、金子五郎、辛島菜緒、小松嘉門、瀧口弘毅、 堀川清実 林亜紀夫
創作にあたって:普段 町で目にする光景、マスクをつけ携帯に釘付け足元も見ない。オンライン、QRコード、等々 機械に人間が動かされる感じを表現したかったが、とても難しく技術も追いつけなく自分には合っていないと感じた。
人を人として尊重しない社会、生きるすべをもぎ取っていく社会、富める者は富み、貧困に拍車をかけ、格差の泥沼に投げ込んでいく社会、そして精神的自由の拘束、身体的自由の拘束、殺戮へと。ウクライナへの侵略の暴挙・イスラエルのジェノサイドはその行きつく先だが、我が国の日常も決して人ごとではない。自由を奪うな!人格を守れ!
裏道をぬけるとウバメガシの街路樹が続く大久保通りに出ます。街路樹の向こう側のシャッターは昼でも開いたことはありません。以前は何本も行き交っていた都バスも地下鉄大江戸線が開通し一日数本に激減。人の命を置き去りにして、オリンピック優先の異常な政治。どこか繋がっています。そんなことを思いながら見慣れた風景を切り取る作業で気を紛らしました。
足立憲子 「都市に降る雨」SM 油彩 2020年
集中豪雨シリーズの一つです。都市に降る雨は思いがけない所のマンホールを突然持ち上げたりします。何か雨水が意思を持って結びついているようです。
パリへ旅行中交通ストライキがあった。市内を歩いてうろうろしていてストライキ集会場(パピュブリック広場)に出くわした。いくつかの労組は鉄板でソーセージなどをバーべキュウにして売っていた。自分もここで昼食を取りスケッチをした。みんな明るく楽しそうだった。
35年ほど前、中国ハルピンで見た風景。中国の高度成長がはじまるころ、どんどんビル化する市街地のなかで、レンガと土の赤茶けた古い集落が、やけに美しかった。
お金もないのに愛し合った二人が結婚し家庭を持ち、ウナギの寝床のような借家に住み、非常勤の仕事で暮らしを立てていた、日々いとおしく生活していた頃のイメージの絵です。
辛島菜緒
作品名:漂う
大きさ:縦110センチ✕横80センチ
製作年代:2024年
瀧口弘毅「うち捨てられしひと」
長径32㎝ 木彫 素材:木、陶、布その他 2021年作
世界のなかで無視され、置き忘れられ、見過ごされ、ないがしろにされる存在。そういったものが主題です。
林 亜紀夫
『 還流』 アクリル画S25
2023年
還流とは液体が沸騰と凝縮を繰り返している状態です。また流れ出したものが同じところへ戻ってくることであり、運用した資金が戻る場合も言います。方丈記では「行く川の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず」と言っています。そう言う 良いものもそうでないものもぐるぐる廻るイメージを追いかけています。
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